『感想』のベルクソン引用(11~15)

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引用部分
小林秀雄全集 Henri Bergson Œuvres 単行本 翻訳
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十一 モリエールの喜劇に、「守銭奴」とか・・・ものであるかを思へばよい。 * 91 1 5 Rire 465 31
Rire 125 Rire 150 14
喜劇作家が、主要人物を思ひ附くと・・・寄つたりの人物群を集める。 * 91 5 3 Rire 466 3
Rire 126 Rire 151 8
滑稽は、當人の意識に上らぬ人格の・・・歸納的科學と性質を同じくする。 * 91 11 9 Rire 468 1
Rire 129 Rire 154 13
同種の狂人が、彼等には決して見えない・・・至る道は、一本道である。 * 92 4 3 Rire 466 13
Rire 126 Rire 151 13
放心した自己愛
92 7 1 Rire 470 36
Rire 133 Rire 159 12
世人が虚榮心(vanité)と呼んでゐる・・・光が、滑稽の問題を照らすであらう * 92 7 2 Rire 470 31
Rire 133 Rire 159 10
喜劇的性向といふものは、餘程人生・・・と呼ばれてゐるものに他ならない、 * 92 13 12 Rire 469 24
Rire 131 Rire 157 5
凡そ虚榮心ほど表面的なものであり・・・別々の道を歩くものである。 * 93 8 13 Rire 470 3
Rire 132 Rire 158 7
社會は分業を生む。固定した習慣や、出來合ひの枠を生む。 * 94 3 1 Rire 472 3
Rire 135 Rire 161 13
虚榮心は、社會の動きから自然に生れる・・・身體は生きられまい。 * 94 5 4 Rire 470 38
Rire 133 Rire 159 13
これに應ずる笑ひは、これに輪をかけた・・・好意を認めることは難しい。
94 11 2 Rire 480 11
Rire 148 Rire 176 11
われを忘れた喜びは笑ひの序幕に・・・言つた樣なものが見附かるであらう。 * 94 12 5 Rire 482 23
Rire 151 Rire 180 15
「さういふ次第で、波は、休みなく・・・一定量の苦みを見附けるであらう」
95 3 8 Rire 483 1
Rire 152 Rire 181 13
登場人物は、觀客の氣を許した仲間・・・意識の弛緩の運動なのだ。 * 96 1 5 Rire 480 17
Rire 148 Rire 177 3
"Écrits et Paroles"
96







「藝術と哲學とは、その根底に・・・ジャンルエスペースである。」
96 14 2 MEL(注 1) 843 35 Une Heure chez Henri Bergson


喜劇の、藝術種としての不純を言ふ・・・隨順する性質を持つからだ。 * 96 16 3 Rire 469 12
Rire 130 Rire 156 13
生活の利益が助言し、知性が命令する * 97 1 1 Rire 463 16
Rire 121 Rire 146 9
無用な差異を消し、有用な類似を強調する * 97 1 2 Rire 459 33
Rire 115 Rire 140 12
ひたすら個性的なものを求めようとする傾向を持つ。 * 97 2 1 Rire 464 21
Rire 123 Rire 148 9
「オセロ」といふ外題を、「燒きもちやき」と變へてみようとして感ずる不都合 * 97 3 1 Rire 394 14
Rire 12 Rire 23 12
どんなに妙に聞こえようと、悲劇詩人は、・・・といふのが本當なのだ。
97 5 2 Rire 466 34
Rire 127 Rire 152 10
廣く深い人間劇を創り得た優れた詩人達・・・屡々、證するところだ。 * 97 8 1 Rire 466 36
Rire 127 Rire 152 11
他人の觀察者には外部に現れた情念の・・・これを完全な作品に仕上げる。 * 97 13 20 Rire 467 4
Rire 127 Rire 153 3
十二 『哲學』
101







實證主義の定義の仕方には幾通りも・・・といふ處を見る必要がある。
101 8 2 MEL(注 1) 1170 25 La Philosophie Française


ポジティヴィスムの道を開いたコント・・・一大努力を讀むといふ事になつた。
101 11 2 MEL(注 1) 1169 15 La Philosophie Française


彼は、文學、藝術、歴史といふ樣な・・・方法を適用しようと努力したが、
101 15 2 MEL(注 1) 1170 11 La Philosophie Française


メーヌ・ド・ビランを、デカルト以來のフランスの最大の哲学者として取上げた
103 11 1 MEL(注 1) 1170 38 La Philosophie Française


『意識の直接與件論』
105







美の感情を定義しようとする者が感ずる困難・・・とつてゐる方法だと言へる。 * 105 17 9 DI 13 18
DI 10 DI 26 10
決して露骨にではないが、人を催眠状態・・・性質を帯びるものだと言へる。 * 106 14 18 DI 13 37
DI 11 DI 27 7
作者はその精神状態を、表現(exprimer)して・・・暗示(suggérer)してゐる * 107 14 2 DI 14 36
DI 12 DI 29 1
作者が、表現する事の出來ないオリヂナルな・・・生きるより他はないのだが * 107 15 2 DI 15 39
DI 13 DI 31 1
十三 藝術は、必ず個性的なものを狙ふ。・・・彼自身の二度と還らぬ心である。
108 4 3 Rire 464 21
Rire 123 Rire 148 9
藝術家によつて個性化されたさういふ・・・場合の印だ、と斷言する。 * 108 6 19 Rire 464 30
Rire 124 Rire 148 14
精神的聽診
109 17 1 PM 1408 11 形而上学入門 PM 196 PM 272 12
我による我の單純な直觀が先づしつかりと・・・經驗主義(アンピリスム)だと彼は言ふ。 * 109 18 3 PM 1408 36 形而上学入門 PM 197 PM 273 12
『笑ひ』
110







藝術の目的は、自然を啓示するにある * 110 6 1 Rire 461 38
Rire 119 Rire 144 4
もし私達の感覺や意識が、自然と直接・・・誰もが藝術家になるであらう。
110 6 2 Rire 458 42
Rire 115 Rire 139 4
『知的努力』
110







緊張し、骨を折つて考へる時もあり、・・・直かに明らめようと努めるべきだ * 110 14 7 ES 930 34 知的努力 ES 153 ES 176 4
例へば、千里眼だといふ評判の子供・・・言ふ事が出來る樣になる。 * 111 6 10 ES 933 28 知的努力 ES 157 ES 180 6
子供の時に聞いた歌の文句を口にする・・・層にあつて働いてゐる筈だ。 * 111 17 10 ES 935 7 知的努力 ES 159 ES 182 2
ところが、これに反して、思ひ出す努力が・・・さういふ風な行き方をする。
112 9 6 ES 935 28 知的努力 ES 159 ES 182 15
樣々なイメージの多樣が凝縮して、一つの・・・この仕事には努力が要る。 * 112 14 5 ES 936 8 知的努力 ES 160 ES 183 11
この記憶法では、印象を保持する力の強さ・・・つけたりする手腕が必要だ。 * 112 18 2 ES 936 22 知的努力 ES 161 ES 184 2
動的圖式(schéma dynamique)
113 1 1 ES 936 40 知的努力 ES 161 ES 184 13
将棊の専門家が、幾人もの相手を並べて・・・状態で含んでゐるでららう。 * 113 5 21 ES 937 27 知的努力 ES 162 ES 185 12
プランダーガストといふ心理學者の名前が・・・といふ名前が現れて來る * 114 9 4 ES 939 10 知的努力 ES 164 ES 187 14
思ひ出す努力の本質は、簡單とは言へない・・・變へるところに成り立つ * 114 13 13 ES 940 22 知的努力 ES 166 ES 189 12
物を理解するといふ行爲は、絶えず行はれて・・・ある事は確かであらう。 * 115 8 2 ES 941 34 知的努力 ES 167 ES 191 8
日常使つてゐる物を再認するとは、その使ひ方・・・他考へ樣がない。
115 9 3 ES 942 2 知的努力 ES 168 ES 191 13
自働的な理解は、意外なほど、私達の生活・・・誰にも經驗があるだらう。 * 115 11 6 ES 942 9 知的努力 ES 168 ES 192 2
だが、本當の理解となれば、精神は、一方・・・安心するのが計算だらう。 * 115 16 8 ES 942 26 知的努力 ES 169 ES 192 11
物事を解釋する働きとは、すべてさういふ・・・驚くほど少ないのである。 * 116 5 2 ES 943 27 知的努力 ES 170 ES 193 14
實驗にまつまでもない。知らない國語が・・・知覺は完全に解釋される。 * 116 8 15 ES 943 43 知的努力 ES 170 ES 194 7
十四 知的努力の高級な形、例へば發明の・・・新しい全體的印象なのである。 * 117 5 17 ES 946 37 知的努力 ES 174 ES 198 5
尤も、かういふ作用が行はれてゐる間・・・或は、これを消滅させるが爲だ。
118 7 6 ES 948 1 知的努力 ES 175 ES 199 15
だから、圖式は、いつも明白にイメージに・・・にあるのは、確かな樣である。 * 118 12 8 ES 948 16 知的努力 ES 176 ES 200 7
例へば、ダンスを覺えるといふ樣な、肉體の・・・隔りの尺度ではあるまいか。 * 119 2 32 ES 950 8 知的努力 ES 178 ES 202 17
發明の努力の樣な場合、特にはつきり・・・運動は同じ性質のものである。 * 120 15 8 ES 953 3 知的努力 ES 182 ES 207 3
もし知的努力が、一つの圖式と樣々な・・・知覺から區別され孤立する。 * 121 5 9 ES 955 5 知的努力 ES 184 ES 209 14
組織しようとする知的要素の一群がある・・・わけにはいかないではないか。 * 121 14 17 ES 955 38 知的努力 ES 185 ES 210 16
所謂テオリーといふものから一番遠いものだ * 122 14 1 ES 954 37 知的努力 ES 184 ES 209 10
圖式には不思議な意味は少しもない・・・出來る限り近附いてみたのである。 * 123 2 40 ES 957 9 知的努力 ES 187 ES 212 10
十五 「藝術は、たしかに、現實の最も直截な視覺・・・と言つて差し支へない」
125 6 4 Rire 462 28
Rire 120 Rire 145 7
『笑ひ』
125







誰が見ても放心家の傾向のある畫家が・・・より他、徹底した説明はつかぬ * 125 13 4 PM 1372 3 変化の知覚 PM 151 PM 213 7
畫家の描くところが、單なる空想の産物・・・知覺が現れて來る樣なものだ。 * 126 2 4 PM 1371 25 変化の知覚 PM 150 PM 212 7
他の學問でもさうだが、心理學でも、部分から・・・私達に目隱しをする。 * 126 6 11 PM 1372 19 変化の知覚 PM 151 PM 214 2
『變化の知覺』
127







哲學の歴史が示す通り、哲學は、知覺といふ・・・不十分と確かめられて * 127 3 2 PM 1368 6 変化の知覚 PM 146 PM 206 11
近世の哲學に至つても、哲學を知覺の代りに・・・見る點では一致してゐる。 * 127 4 3 PM 1368 29 変化の知覚 PM 146 PM 207 8
科學が一つであるといふ意味で一つの哲學はない。 * 127 6 1 PM 1368 39 変化の知覚 PM 147 PM 207 14
科學が、事物に共通なもの即ち量を取つて・・・爭ふに至るのは當然だらう。 * 127 7 8 PM 1369 12 変化の知覚 PM 147 PM 208 7
哲學は、通常の知覺能力の不十分を、思惟で・・・體系化しようとした。 * 127 15 2 PM 1369 31 変化の知覚 PM 148 PM 209 4
どんな思惟も、思惟の現すその時その時・・・衝突すれば瓦解するだらう。 * 127 17 3 PM 1367 31 変化の知覚 PM 145 PM 206 1
が、實際に行はれた事は、その目的に反した・・・貧弱にならざるを得ない * 128 3 4 PM 1370 2 変化の知覚 PM 148 PM 209 12
知覚の裡に入り込み、いよいよこれを掘り下げ・・・ければならない筈だ。 * 128 7 8 PM 1370 8 変化の知覚 PM 148 PM 209 15
現實への實用的な關心の側面から、注意を外らせることが必要だ。 * 128 15 2 PM 1373 42 変化の知覚 PM 153 PM 216 11
普通、私達は、物の變化を、眺めてはゐるが・・・知覺は姿を現しはしない。 * 129 1 7 PM 1366 43 変化の知覚 PM 144 PM 204 14
ゼノンは現實の運動を知覚してゐるのではない・・・結晶を考へてゐる * 129 15 2 PM 1376 26 変化の知覚 PM 156 PM 221 1
アキレウスは、實際にに龜に追ひ附き・・・從つて兩者を混同する事だ。 * 129 17 10 PM 1379 28 変化の知覚 PM 160 PM 226 1
不動を寄せ集めれば、運動が出來上る・・・として扱ふ習慣になつてゐる。 * 130 9 15 PM 1380 10 変化の知覚 PM 161 PM 227 2
例へば、物の色合が變はるといふ場合・・・とつては、致命的な事である。 * 131 6 14 PM 1381 4 変化の知覚 PM 162 PM 228 8

注 1 MEL は、Presses Universitaires de France の Henri Bergson "Mélanges" で、"Écrits et Paroles" に収められたものをはじめ、主要著作以外の文章などを集めてゐる。MELについても、文章の題名を記した。

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