『感想』のベルクソン引用(36~40)

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引用部分
小林秀雄全集 Henri Bergson Œuvres 単行本 翻訳
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三十六 『物質と記憶』
264-266







「私達は "image" の直中にゐる」 ? 265 13 2 MM 169 19
A-P
MM 11 MA 19
MB 8
2
2
物質は、精神のうちに、精神にとつて存在・・・言はれたら、當惑するだらう。 * 266 7 4 MM 161 36
A-P
MM 1 MA 5
MB 359
13
6
常識人の物質のイマージュは、イデアリスト・・・その中間にある存在だ * 268 2 2 MM 161 31
A-P
MM 1 MA 5
MB 359
10
2
三十七 "Le bon sens et les études classiques"
268







その決心の素速さとか、その性質の自發性・・・注意力とでも呼ぶべきもの * 269 1 11 MEL(注 1) 362 31 Le bon sens et les études classiques


一種の無知 ? 269 15 1 MEL(注 1) 362 28 Le bon sens et les études classiques


保守主義とか進歩主義とかいふ事が言はれて・・・臆病とも呼べまい。 * 270 8 9 MEL(注 1) 363 13 Le bon sens et les études classiques


哲學者は、分析の便利にかられて、知性と意志・・・何ものかに相違ない。 * 270 17 6 MEL(注 1) 365 22 Le bon sens et les études classiques


常識は、その根底に於いて、私達が、社會に・・・能力から放射したものだ * 271 5 2 MEL(注 1) 366 2 Le bon sens et les études classiques


人間は自己に還らうとすればするほど、その努力・・・哲學の核心がある * 272 4 3 PM 1361 32 哲学的直観 PM 137 PM 192 11
この世を滿たす物質や生命のあらゆる現實の・・・これらの力に滿たされてゐる。 * 272 13 2 PM 1361 28 哲学的直観 PM 137 PM 192 8
この難しさは、殆ど苦痛に似てゐる ? 272 16 1 PM 1318 19 序論 II PM 83 PM 115 7
三十八 常識が直接に、素直に經驗してゐるところ・・・時間的にも食み出す何物かだ * 273 14 6 ES 836 39 魂と身体 ES 30 ES 42 1
身體は、はつきりとした輪郭で、外界から・・・協力して未來を創つてゐる。 * 274 8 6 ES 837 14 魂と身体 ES 30 ES 42 10
自由に行爲する事により、「私」自身も・・・魂とも精神とも呼ばれてゐる。 * 274 13 2 ES 838 5 魂と身体 ES 31 ES 43 14
科學は、常識に向つて、もつと綿密に・・・原因も結果も、すべてわかる筈だ。 * 274 15 33 ES 838 13 魂と身体 ES 31 ES 44 2
私達の経験は、確かに精神の生活と・・・存するといふ事を出ないのである。 * 276 14 5 ES 842 3 魂と身体 ES 36 ES 49 6
この仕事を進めるについて、假に心身の・・・讓歩の用意は、いつもある。 * 277 7 6 ES 843 29 魂と身体 ES 38 ES 51 10
ケプレルやガリレオが、天文學や物理學の・・・いつも間にか育成された * 277 18 3 ES 844 25 魂と身体 ES 39 ES 52 14
“méthode expérimentale” と普通・・・言ひ現すものとなつたのである。 * 278 4 7 ES 867 37 生者の幻と心霊研究 ES 70 ES 86 12
理想として數學を目指し、本質的に測定を・・・仕事を進めることに合意する。 * 278 11 8 ES 868 25 生者の幻と心霊研究 ES 71 ES 87 11
三十九 科學も哲學も、この假説に反對する、或は・・・ものは本能的に避けて來た * 279 13 2 ES 869 11 生者の幻と心霊研究 ES 72 ES 88 9
『意識の直接與件論』
281







<注>以下、『物質と記憶』を踏まえた記述が続くが、引用といふよりも咀嚼して再構成したものであり、複数のテキストが関連する部分も多い。以下に掲げたのは、あくまで、そのうちの一つである。
知覺の範囲は、これに伴ふ行動の非決定と嚴密に關係する ? 283 9 1 MM 181 43
I
MM 27 MA 35
MB 29
13
11
知覺が空間を自由に處理する度は、・・・處理する度に正確に比例してゐる。
283 10 1 MM 183 13
I
MM 29 MA 37
MB 31
7
10
行動の非決定性の事實さへ承認すれば・・・導き出せるといふ事になる。 * 283 11 1 MM 182 5
I
MM 27 MA 35
MB 29
16
13
四十 これらは脈絡のある全體を形成し ? 284 9 1 MM 192 22
I
MM 41 MA 49
MB 46
2
12
大腦も、外界の他の樣々な物と同樣に一つの物である ? 284 12 2 MM 171 7
I
MM 13 MA 21
MB 11
13
3
純粹な知覺は、物的實在であつて心的實在ではない ? 285 17 1 MM 212 21
I
MM 66 MA 75
MB 79
1
14
世界中の物は、物たる限り、嚴密な秩序で・・・現象が自ら生ずるだらう。 ? 285 18 10 MM 186 11
I
MM 33 MA 41
MB 36
2
8
子供が大人に成長する次第を考へてみる・・・ここに特權的知覺が發生する。 ? 286 18 7 MM 195 37
I
MM 45 MA 53
MB 52
10
5
外的知覺を説明しようと思ふどんな心理學者・・・始まらぬといふ事だ。 * 287 7 3 MM 189 3
I
MM 36 MA 44
MB 41
14
2
説明を要するのは、知覺の起源ではない、その制限である。
287 14 2 MM 190 21
I
MM 38 MA 46
MB 43
11
10

注 1 MEL は、Presses Universitaires de France の Henri Bergson "Mélanges" で、"Écrits et Paroles" に収められたものをはじめ、主要著作以外の文章などを集めてゐる。MELについても、文章の題名を記した。

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